独占：Eni、Repsol がオイルをアップグレード

[1/2]2020年2月10日、ナイジェリアのアブジャで開催されたナイジェリア国際石油サミット中のEniのブースにあるイタリアのエネルギー会社Eniのロゴ。2020年2月10日撮影。REUTERS/Afolabi Sotunde/File Photo Acquire Licensing権利

［ヒューストン、８月２９日 ロイター］ - 欧州石油メジャーのエニ(ENI.MI)とレプソル(REP.MC)は、米国の承認の下、ベネズエラとの石油債務取引を拡大する計画で、精製製品を国営企業PDVSAとベネズエラに供給することを目指している。関係者３人によると、欧州への原油輸送が増加するという。

昨年の西側制裁により欧州へのロシア石油の流れが遮断されたため、エニとレプソルは、南米の国での合弁事業からの累積債務と配当を回収するため、ベネズエラ産原油を引き取って欧州の製油所で処理する許可を米国務省から得た。 。

当初の「慰安状」は、2019年以来OPEC加盟国の原油輸出を抑制してきたベネズエラ石油産業に対する米国の制裁の免除規定を設けていたが、石油交換は認めておらず、PDVSAへの現金支払いも禁止されており、この取り決めはベネズエラ企業を怒らせた。

改定された条件の下で、エニとレプソルは国営企業に燃料を供給することができ、ベネズエラが近年ガソリンスタンドの長蛇の列につながっている断続的な燃料不足を緩和するのに役立つ可能性がある。

リフィニティブ・エイコンのデータによると、拡大協定に基づく最初の燃料輸送は約33万バレルのナフサで構成され、今週Eniとクウェート石油のコンソーシアムが運営するイタリアのミラッツォ製油所からPDVSAのカルドン港に到着する予定だ。

PDVSAはコメント要請に応じなかった。 エニとレプソルはロイターのコメント要請に応じていない。

米国務省報道官は「企業との具体的なコミュニケーション」については議論しないと述べた。 ホワイトハウスはコメントを拒否した。

2019年に米国がベネズエラに石油制裁を発動して以来、石油交換は企業が合弁債務の支払いを受け取る手段を提供し、時にはPDVSAが国内で流通できる精製製品を確保することにもなった。

エニとレプソルがスワップ協定に基づいて受け取った原油のほとんどは、スペインにあるレプソルの製油所に送られている。 しかし、PDVSAは今年これまでのところ、両社のオフテーカーとして機能するEniに7つの石油貨物しか割り当てておらず、取引の範囲は限られている。

米財務省が１１月、石油大手シェブロン(CVX.N)に対し、ベネズエラでの事業拡大と合弁事業から米国の精製業者への原油輸出の許可を別途付与して以来、複数の企業が同様の取引を模索してきた。

ジョー・バイデン米大統領政権は、南米の国が自由で公正な大統領選挙に向けて動いた場合、ベネズエラ石油部門への制裁を緩和し、より多くの企業や国が原油を輸入できるようにする案を起草していると関係者が今月明らかにした。

Eniはまた、2019年以来凍結されている同グレードの原油の輸出再開を目指し、2021年から断続的に原油を生産している共同浅海プロジェクト「コロコロ」の生産量増加に向けてPDVSAと初期交渉を行っている。

この油田は、Eni と PDVSA の合弁会社 Petrosucre によって運営されています。 独立系アナリストによると、米国の制裁前は日量約２万４０００バレルの原油を生産していたが、今年これまでの生産量は日量２２００バレルにとどまっている。

別の関係筋によると、PDVSAは7月、生産の全面停止を回避するため、残りの在庫と利用可能な保管場所を評価するために現場の浮体式プラットフォームを検査した。

Eni、Repsol、PDVSAの現在の協議が共同事業の拡大継続に成功すれば、発電用の天然ガスを供給する別の海洋プロジェクトPerlaが最終的に生産量を拡大する可能性がある、と関係者らは述べた。

コロンビアとの国境近くのベネズエラ湾のペルラプロジェクトにより、PDVSAは現在、エニとレプソルが生産する天然ガスを1日当たり約5億5000万立方フィート（mmcfd）、国際価格で購入できるようになる。 第 2 段階では生産量を 800 mmcfd に拡大します。